20.闘う姿勢

 毎年そうであるが、私は一年生諸君に大きな期待を寄せている。
フレッシュな新戦力がややマンネリ化しそうな上級生を突き上げて「うかうかして居れないぞ」の緊張感をもたらす。
この結果、チームの戦力が底上げされて、更に強いチームが生まれるのを見るのが好きだからである。
 今年の7月5日、桐光のグランドで桐光対清水商のU−16の試合を観戦できた。
精鋭揃いの桐光1年生はしばしば「おうーっ」とうならせるような好プレーを観せた。
激しく闘う姿勢が小気味よく、強豪清商に2−0。
スコア以上に内容は上出来の印象を受けた。
 一方、上級生中心のインターハイ予選。私は準決勝と決勝の二試合に駆けつけた。
ここ二年ほど、月の大半をふるさと山梨で過ごしている私にとって、まさに「駆けつけた」わけである。
準決勝は5−1、決勝戦は4−0と危なげなく神奈川第一代表切符を手に入れた。
「今年の桐光はちがうぞ!」が私の実感。
 これまでも、スピード・テクニック共に優れ、華麗なサッカーを展開するのが桐光の特色であった。
だが時として「これが桐光か」と、がっかりさせられたことも一度や二度ではない。
今年はちがうぞ  の桐光学園は、1対1の競り合いにも負けない。
ここぞとばかり攻め上げ、得点をものにする「たくましさ」や「猛々しさ」が備わってきたことに注目したい。
このことが、U−16やインターハイ予選において、スタンドの応援の目を奪うのだ。
八年前の正月選手権で決勝戦まで勝ち進み、国立競技場を沸かせた桐光チームが、私の目の前を彷彿する。
「闘う姿勢」の充実した桐光ならやってくれそうだ。
いつにも増してはずむ心で、私は今年の桐光イレブンを見守っている。(桐光学園サッカー部後援会会員)



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