試合結果

2016年1月19日 火曜日

第94回全国高校サッカー選手権3回戦 vs青森山田



1月3日に開催された、第94回全国高校サッカー選手権大会3回戦。会場はニッパツ三ツ沢球技場。対戦相手は、青森県代表の青森山田高校。今季プレミアリーグEASTにおいて優勝を争い、プロ内定者2名に加えU18日本代表選手1名を擁する名門校だ。
桐光学園は、GK指崎、DF右から佐藤(海),小林,安部,タビナス、MF桑原(遥),安田,鳥海、FW桑原(孝),小川,イサカがスターティングイレブンに名を連ね、いつものように、4-3-3の布陣でゲームに臨んだ。多くの桐光学園応援団が駆けつけた一戦は、14時10分に開始された。
序盤は、青森山田がフィジカルを活かしセカンドボールを拾う展開であったが、鳥海が相手DF・MF間のスペースをうまく活用し、チャンスを掴む。また、安田・桑原(遥)がDFラインに入ってのビルドアップや、失ってからの早いトランジションにより、ペースは徐々に桐光学園に。
21分には、DFラインで奪われてピンチを迎えるが、小林のカバーでシュートに持ち込ませない。直後には、安田からPA内の鳥海へダイレクトパスがつながる。また、CKから低い弾道のボールを小川がスルーし、小林がシュートまで持ち込むなど攻撃のアイデアを見せ始める。
その後は、シュートに持ち込まれる回数が増えたが、ピンチも指崎がセーブ。嫌な雰囲気を一変させたのはやはり、エースの小川。31分、中盤深い位置でボールを受けた鳥海は、ドリブルをしながら右に流れる小川へパス。これを小川が厳しいコースに蹴り込み先制点を奪う。前半戦を1-0のリードで終える。
後半開始早々の42分に、試合が動く。中盤深い位置で前を向いたイサカが佐藤(海)とのパス交換からPA内に浸入。深い切り返しでDFを外し、ファーサイドに浮き球を送る。これを小川が押し込み2-0。このシーンでは、青森山田、桐光学園含め小川・イサカの二人を除いた全ての選手がボールウォッチャーとなっていた。大会前から期待されてきた2人の力が凝縮された素晴らしい得点であった。
2点をリードされた青森山田は、人数をかけて攻め込むが、局面で桐光学園が上回りチャンスを作らせない。人数をかける青森山田に対し、桐光学園は速攻を仕掛ける。佐藤(海)・タビナスの両SBがサイドの突破を許さず、中に入ってきたボールは安部・小林の両CBが奪う。そして、ルーズなボールを小川が収め、サイドではイサカの技術、桑原(孝)のスピードを活かし、手数をかけずにシュートまで持ち込む。
55分には、リズムを作り続けた安田に代わり、ハードワークが持ち味である佐藤(太)が入る。
57分には、中盤でボールを拾った鳥海がダイアゴナルに仕掛け中央の小川へ。小川が倒されPKを獲得。青森山田は、DF・MF間でボールを受ける鳥海・小川を捕まえることができない。
小川、PKを失敗。
青森山田は早い段階で4枚全てのカードを切り、攻勢を強める。
62分には、鳥海に代わり負けん気の強い1年生田中が入る。直後には、サイドで人数をかけて奪い、田中から佐藤(太)へ。シュートはクロスバーを直撃。そのプレーのカウンターからピンチを招くも、佐藤(海)のシュートブロック、イサカの献身的な戻りからのクリアで難を逃れる。
71分には、中盤から前半へと攻守に活躍した桑原(遥)に代わり、技術の高い西川が入る。直後に、西川がビッグチャンスを迎えるもGKの好守に阻まれる。そして、試合が落ち着き、このまま終わるかと思われた試合はATの4分間で一変する。
41分に、CKから1点を返される。攻守に走り回った桑原(孝)に代えて空中戦に強い鈴木を投入するも、直後に失点。試合を通して、1番長くスピードのあるロングスローがこの土壇場で投げられた。
PK戦では、ここまでチームを引っ張った3年生が5人目までのキッカーを務めた。1番手は副キャプテンとして、ピッチ内で誰よりも声を張った安部。2番手はこの1年で伸びた空中戦に加え、高い技術で攻撃の起点となった小林。3番手は高い走力・技術で攻撃を牽引したイサカ。4番手は正確なキックで右サイドに厚みを出した佐藤(海)。5番手はキャプテン小川。小川のPKは失敗に終わり、敗退。
PK戦にもつれ込んだゲームをモノにしたのは青森山田。後半ロスタイムを除く80分間、試合を支配していたのは間違いなく桐光学園であった。アタッキングサードでの連携、決定機の数、トランジション、球際の戦い...上回っていたことを挙げればきりが無い。しかし、準々決勝へとコマを進めたのは青森山田である。サッカーに関わる人間なら誰しもが経験、あるいは見たことがある展開だった。いわゆる「2-0が1番危険なスコア」である。会場にいた人間のほとんどが桐光学園の勝利を確信した中で起きてしまった、青森山田にとっては奇跡であり、桐光学園にとっては悲劇の逆転劇。
今季の桐光学園は、特にプリンスリーグ関東の後半戦以降で「内容と結果が伴ったサッカー」の実践に成功していたと言える。攻守において明確な戦術・目的を持ち、それでいて強い、第三者からも応援されるチームであった。ここまでの完成度のチームを作り上げた、鈴木監督を筆頭としたスタッフ陣、チームをまとめた3年生の功績は大きいと感じる。
3年生の桐光学園としてのサッカーはこの日で区切りとなったが、後に続く1年生・2年生は敗戦を糧に来季以降に繋げてもらいたい。この敗戦からは、勝負の厳しさ、諦めないチームの強さを学ぶことができた。
インターハイ久御山戦、プリンスリーグ関東川崎F戦、そして今日の青森山田戦。3点目を取り、勝負を終わらせることの重要性を痛感した今季。ここから得る教訓はとてつもなく大きい。体験した者で無ければ得られない貴重な教訓である。3年生は、卒業後の次のステップでこの教訓を生かし活躍していくだろう。1・2年生は、この教訓を活かし、まずは来季、同じ舞台でリベンジを果たさなくてはならない。

reported by S.T兄























投稿者 桐光学園高等学校サッカー部後援会 | コメント(0) | トラックバック(0)

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